福岡筥崎宮の放生会(ほうじょうや)は毎年9月に開催される。
博多のどんたく、山笠、放生会が三大祭。
放生会は “ほうじょうえ” と読むが福岡では『 ほうじょうや 』と呼ばれています。
「万物の生命を慈しみ、殺生を戒める」という仏教思想に基づいた神事です。
かつては捕まえた魚や鳥を放す儀式が行われ、それが「放生」という名前の由来になっています。
筥崎宮での放生会は、江戸時代から続く伝統行事であり、地域の人々にとっては秋の一大イベント。
境内には露店や屋台がずらりと並び、毎年訪れる人たちは買い物やグルメ、そして祭りの雰囲気を存分に楽しんでいます。
放生会は「収穫祭」としての意味合いもあり、五穀豊穣や家内安全を祈願するお祭りとしても知られています。
福岡筥崎宮の放生会2025年の日程は?
2025年の放生会も例年通り 9月12日(金)~18日(木)に開催される予定です。期間中は毎日、多くの人でにぎわい、特に夜は屋台の明かりと人の熱気で活気に満ちています。
<アクセス>
- 【福岡市営地下鉄】 箱崎宮前駅下車→徒歩3分(1番出口)
- 【JR鹿児島本線】 箱崎駅下車→徒歩8分
- 【西鉄バス】 箱崎下車→徒歩3分
- 【JR九州バス】 箱崎1丁目下車→徒歩2分
開催場所は福岡市東区にある「筥崎宮」。地下鉄箱崎宮前駅から徒歩すぐというアクセスの良さもあり、仕事帰りや学校帰りにふらっと立ち寄る人も多いです。
ただし、期間中は周辺道路が大変混雑しますので、公共交通機関の利用が安心です。
放生会の魅力は屋台
放生会の大きな魅力といえば、境内の参道にずらりと並ぶ屋台。
なんと数百軒もの露店が出店し、夜になると提灯の明かりで幻想的な雰囲気に包まれます。
福岡名物の屋台グルメや昔ながらのお祭りフードが所狭しと並び、食べ歩き好きにはたまりません。
定番のたこ焼きや焼きそばはもちろん、福岡らしい「博多ラーメン」「鶏皮串」なども登場。
さらに、りんご飴やベビーカステラといった昔懐かしい甘いおやつも健在です。
近年はインスタ映えするスイーツや韓国グルメも増えていて、若い世代にも人気。
放生会の屋台は“懐かしさ”と“新しさ”が混じり合った、食のテーマパークのような空間になっています。
名物「やきもち」は必ず味わいたい!
放生会の定番スイーツといえば「やきもち」です。
やきもちは、もちもちとした生地に餡を包み、こんがりと焼き上げた素朴なお菓子。表面は香ばしく、中にはしっとりとしたあんこがぎっしり詰まっていて、一口食べると懐かしい味わいが広がります。
昔から放生会の屋台で売られてきた人気の一品で、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。シンプルながらも香ばしい焼き目とやわらかい食感がクセになるため、毎年これを目当てに訪れる人も少なくありません。
屋台で熱々をその場で食べるのもよし、家族や友人へのお土産として持ち帰るのもおすすめ。放生会の思い出の味として、多くの人の心に残る名物グルメです。
秋の縁起物!「新ショウガ」も忘れずに
放生会といえば「新ショウガ」も外せません。屋台や出店では大ぶりの新ショウガが山積みにされ、参拝帰りの人たちが袋いっぱいに買って帰る姿が見られます。
新ショウガは「厄除け」「無病息災」の縁起物とされていて、毎年これを食べることで健康に過ごせると信じられてきました。ピリッとした爽やかな辛味とシャキシャキした食感は、ご飯のお供にも、お酒のおつまみにもぴったり。
地元の家庭では甘酢漬けにして保存したり、そのままかじって新鮮な風味を楽しんだりと、秋の味覚として欠かせない存在です。
放生会の参道にはショウガを売る屋台が並び、値段や大きさを見比べながら「どれにしようかな」と選ぶのも楽しみのひとつ。買って帰れば、お祭りの余韻を自宅でも感じられます。
掘り出し物も!植木市や縁日
放生会のもうひとつの楽しみが「植木市」です。境内や参道にはたくさんの植木や鉢花が並び、地元の方が庭や玄関に飾るために買い求める光景が見られます。
さらに、射的や金魚すくいなどの縁日も充実。子ども連れの家族にとっては、グルメだけでなく遊びの要素も満喫できるのが放生会の魅力です。
まとめ
福岡の秋を代表するお祭り「放生会2025」。歴史ある神事に触れながら、屋台グルメや名物のやきもち、縁起物の新ショウガを楽しめるのは、まさにここならではの体験です。
✅ 屋台グルメで食べ歩き
✅ やきもちで素朴な甘さを楽しむ
✅ 新ショウガで健康を祈願
✅ 植木市や縁日で掘り出し物探し
家族や友人と出かけるのはもちろん、ひとりでふらっと訪れても十分に楽しめるお祭りです。2025年の秋は、ぜひ筥崎宮の放生会で賑やかなお祭りの雰囲気を味わってみてください。
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