毎日の生活に欠かせないテレビやエアコンのリモコン。
でも、ある日電池を交換しようとフタを開けたら「うわっ…サビてる!」なんて経験はありませんか?
リモコンは手軽に触る機会が多い分、汗や湿気、電池の液漏れなどが原因でサビが発生しやすいアイテムです。
今回は リモコンのサビの落とし方 を、家庭でできる実践的な方法とあわせてご紹介します。
サビができる原因とは?
リモコンのサビといえば、ほとんどが「電池ボックス」の中に見られるものです。
主な原因は以下の通り。
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電池の液漏れ
アルカリ電池は長期間放置すると白い粉のような物質が出ます。これが電極部分を腐食させサビの原因に。 -
湿気や汗
高温多湿の環境や、手汗で内部に湿気が入り込むと金属部分が酸化します。 -
長期未使用
使わない間に電池を入れっぱなしにすると劣化が進み、液漏れやサビに直結します。
原因を知ることで、後ほど紹介する「再発防止策」にもつながります。
サビ落としに必要な道具
家庭にあるもので十分対応可能です。以下を用意しましょう。
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綿棒・歯ブラシ(使い古しでOK)
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ティッシュペーパーやキッチンペーパー
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無水エタノール(またはアルコールスプレー)
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重曹ペースト、クエン酸水など(サビの種類による)
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爪楊枝(細かい部分の掃除用)
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ゴム手袋(手を守るために)
強い酸や研磨剤はリモコンの金属部分を傷める可能性があるため避けましょう。
サビの落とし方【手順】
1. 電池を抜く
まずは必ず電池を抜きましょう。サビ落とし中に通電すると危険です。
2. 表面の汚れを取る
乾いたティッシュやブラシで、サビや粉をざっと取り除きます。
白い粉が多い場合は電池液漏れの可能性大。吸い込まないよう注意してください。
3. アルコールで拭く
綿棒に無水エタノールを含ませ、電極部分を優しく拭き取ります。
サビが軽度ならこれでかなりきれいになります。
4. 頑固なサビには重曹やクエン酸
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茶色っぽい酸化サビ → 重曹ペースト(重曹+水少量)を綿棒で擦る
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白い結晶(アルカリ性の液漏れ) → クエン酸水で中和して拭く
化学的に中和させることでサビを落としやすくなります。
ただし液が基板に染み込まないよう、綿棒やティッシュでピンポイントに使うことが重要です。
5. 乾燥させる
掃除後はしっかり乾燥させてから新しい電池を入れましょう。
湿気が残ると再び腐食が進んでしまいます。
サビがひどい場合はどうする?
電極がボロボロに崩れているような場合は、自力での修復が難しいこともあります。
その際は以下の方法を検討しましょう。
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電極の部品交換
メーカーに問い合わせると、部品交換や修理を受け付けてくれる場合があります。 -
互換リモコンの購入
純正リモコンが高価なときは、互換品を探すのも一案です。 -
スマホアプリや学習リモコンを利用
最近はスマホで操作できる家電も多いので、買い替えついでに生活を便利にする選択肢もあります。
サビを防ぐためにできること
掃除しても、また同じようにサビてしまっては意味がありません。
再発防止のために以下の習慣をおすすめします。
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長期間使わないときは電池を抜く
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電池は使い切らず定期的に交換する
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リモコンは湿気の少ない場所に保管する
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アルカリ電池より液漏れしにくいリチウム電池を検討する
ほんの少しの工夫で、サビの発生をかなり抑えられます。
まとめ
リモコンのサビは「もう使えないかも…」と思いがちですが、実際には身近な道具で落とせるケースが多いです。
特に軽度のサビや液漏れ跡なら、アルコールや重曹・クエン酸で十分対応可能。
ただし無理に削ると金属を傷めたり基板に影響を与えることもあるため、慎重に行うのが大切です。
そして一番大事なのは 「サビさせない習慣」。
電池を抜く、定期的にチェックする、この小さな心がけがリモコンを長持ちさせ、快適な暮らしにつながります。
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