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マンションの内廊下が暑い?内廊下温度が上がる理由とは

生活
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マンションに住んでいると、時々「えっ?」と思う光景に出会うことがあります。
その一つが 玄関ドアの開けっ放し問題

特に内廊下型のマンションでは、誰かが玄関を全開にしたままにしていると、共用廊下の温度や空気環境に大きな影響が出るんですよね…。今回は、その背景と問題点、そしてどうしたらいいのかを考えてみたいと思います。

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内廊下の特徴と快適さ

最近のマンションは「ホテルライクな内廊下」が人気。
外気に触れないため雨風を防ぎ、空調も効いているので快適さが段違いです。
夏は冷房、冬は暖房が効いていて、外気との温度差を和らげてくれるため、居住性が高いと評価されています。

でもこの快適さ、じつは繊細なバランスの上に成り立っているんです。
一人の入居者がドアを開けっ放しにするだけで、その空調環境が簡単に崩れてしまうことがあります。

ドアを開けっ放しにするとどうなる?

1. 内廊下の温度上昇

夏に冷房が効いている内廊下。
そこに「外の熱気」や「室内の熱」が流れ込むと、一気に廊下の温度が上がります。
逆に冬は冷気が入り込み、せっかく暖かい廊下が冷えてしまいます。

これは単なる「ちょっと暑い・寒い」だけでなく、廊下全体の快適性を損ね、空調の電力コストも増加させてしまうんです。

2. 湿度・におい問題

開けっ放しの部屋から、料理や生活臭が廊下に広がることもあります。
また、湿気が流れ出て内廊下にこもると、カビや結露の原因にもなりかねません。

3. 防犯・防災上のリスク

ドアを全開にしていると、不審者が侵入しやすくなります。
また火災時には煙が一気に廊下に広がる恐れがあり、防災面でも重大なリスクがあります。

なぜ開けっ放しにするのか?

入居者がなぜそんな行動をとるのかを考えてみると、いくつかの理由が思い浮かびます。

  • 換気したい:窓が少ない間取りだと玄関を開けることで風を通そうとする

  • 荷物の搬入出:家具や大量の買い物を運び込むとき、一時的に開けっぱなしにしてしまう

  • ペットや子ども:遊ばせるためにドアを開けて出入りしやすくしている

  • 単なる無頓着:廊下への影響を気にしていない

ただ、いずれにしても「共用部に与える影響」までは考えが及んでいないケースが多いのかもしれません。

法的・管理規約の視点

マンションの管理規約には「共用部を汚損・破損してはならない」「他の居住者に迷惑をかけてはならない」といった条項が必ず入っています。
内廊下の空調環境はまさに「共用の財産」。
意図的に壊しているわけではなくても、ドア開けっぱなしの行為は規約違反と解釈できる可能性があります。

また、内廊下は消防法の避難経路にもあたります。煙や炎の拡散リスクを高める行為は、消防点検や管理会社からも注意されやすいでしょう。

住民同士でどう向き合うか

難しいのは、この問題を どう伝えるか です。
「ちょっと開けといただけなのに注意された…」と角が立ってしまうケースもあります。

現実的には以下のようなステップが考えられます。

  1. 管理会社に相談
     個人で直接注意するとトラブルになる可能性があるので、まずは管理会社や理事会へ相談するのが安全。

  2. 掲示やお知らせで周知
     「内廊下の快適な環境を保つため、玄関ドアは必ず閉めてください」と掲示するだけでも抑止力になります。

  3. 住民の意識を高める
     内廊下の電気代や空調コストは管理費から出ています。つまり、ドア開けっ放しで浪費されるのは全員の財布から。コスト意識を共有すると納得感が生まれやすいです。

解決の工夫

もし「換気目的」でドアを開けているなら、以下の方法で代替できるかもしれません。

  • 換気扇や窓を活用する
     最新マンションは24時間換気システムが備わっているので、玄関を開けなくても十分換気できます。

  • ドアストッパーや網戸付き玄関ドアを検討
     一部のマンションでは「玄関網戸」導入を認めているところもあります。虫や視線を防ぎつつ換気が可能です。

  • 小型の空気清浄機やサーキュレーターを利用
     室内の空気循環を工夫するだけで、玄関を開ける必要はなくなります。

まとめ

マンションの内廊下は、全員の管理費で維持される大切な空間。
一人の「ちょっとくらい」が積み重なると、廊下の快適さが失われ、余計なコストやトラブルに直結します。

もちろん事情があって開けることもあるでしょう。でも 「長時間の開放はしない」、これを心がけるだけでマンション全体の暮らしやすさが守られます。

自分の家のドアは「個人のもの」でも、開けた先は「みんなのもの」。
そんな意識を少し持つだけで、気持ちよく暮らせる空間が続いていくのだと思います。

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